オゾン層破壊1

高木善之ブログ

オゾン層が破壊されると?

オゾン層は、成層圏(地上20km以上)に広がった薄い空気の層で、地上の気圧(1気圧)では厚さは3ミリしかありません。オゾン層には有害紫外線を吸収する重要な作用があり、もしオゾン層が無くなれば陸上の生物は死滅します。今、人類が作り出したフロンなどのオゾン破壊物質により、オゾン層が破壊され、危機的な状況になっているのです。

フロンはどこに使われているの?

フロンは身近なところで使われてきました。先進国では、オゾン層を破壊する力が最も強い特定フロン(CFC)は1995年末で全廃となり、破壊力の弱い代替フロン(HCFC)も2020年までに全廃の予定です。

一方、途上国では、CFCは2010年までに全廃となり、HCFCも2030年までに全廃の予定ですが、過去に生産されたオゾン破壊物質については回収・破壊の義務がなく、廃棄フロンの処理が課題となっています。

また、特定フロンの先進国への密輸など、新たな問題も生じています。

フロンガスの用途

冷蔵庫やエアコン、ジュース自販機などの冷媒

半導体の洗浄剤

スプレーのエアロゾル

断熱材(発泡ウレタン等)の発泡剤

高木善之でした。